**青蓮院へ**
2016年 10月 17日
この素晴らしい木の根が思い出をよみがえらせてくれました
まずは
青蓮院植髪堂
親鸞様のお話をお聞きし
親鸞聖人の得度の折の剃髪した髪を祀る御堂
剃髪のときの蒔絵
親鸞聖人のお亡くなりになったときの蒔絵
青蓮院の主庭へ行きましょう
華頂殿
小御所
入り口にある巨大な一文字の自然石の手水鉢
太閤秀吉の寄進で「一文字手水鉢」と言われている
華頂殿から眺めるお庭
少し紅葉が。。。
このお庭は相阿弥作で圧巻
素敵な客殿のふすまもはっとさせられた
ふすまの上には三十六歌仙額絵・・・みごとだった
蓮の襖絵は木村英輝奉納
眼も足も不自由な母と頑固で(自分の老いを私に見られたくない。。。)父
かなりの高齢な二人を段差が多く坂の多い京都に
目的は西本願寺に戒名(真宗では法名)を頂きにが一番の目的ですが
私は二人の介護(すいませんが。。。)根を上げかけていた。。。
法名を頂くということは
自分の死を認めるということにもつながるかもしれない
もっと若いときにこういうお話は何度もあったはずだが
父は認められなかったのだろう
認めることは
両親の死を認めるということだ
心の中で
大学を出てすぐ嫁いだ私は奈良に三人で10年ほど前に行ったきり
なかなか実家は両親と旅行に行ける環境ではない
心の中でわがままであったり、頑固であったりする父と不自由な母に
無事法名を頂き
家まで連れて帰るのが今の私の仕事と言い聞かせてきた
時がたてば
きっと
たくさんの事が良かったなぁって思えるようになるのだから
気持ちを抑えて
笑顔で旅を続けないとって
思うことにした
この辺りで
もう母は抱きかかえないっといけないほどの足取りだった